| 都市模型、マンション模型などで製作する「直方体」や「多角形柱」などの比較的単純な形状を自動的にカットする全自動スタイロフォームカッター
 
 従来、テーブル型の熱線カッター(ヒートカッター、スタイロフォームカッターなどとも呼ぶ)を使って、ニクロム線によりスタイロフォームをカットするという方法で1つ1つ手作業で作成していく方法で製作されていました。
 
 弊社では地形模型作成装置を開発・運用してきた実績を生かし、スタイロフォームを大きなブロックのまま(最大長さ1820mm)全自動カッターにセットすれば、弊社ソフトウェア「ランドプランナー」や「街並みビューア」によって入力したCADデータ通りに平面形状+高さから一軒ごとにスタイロフォームをカットする建物模型専用模型作成機を開発しました。
 
 80mm×80mm×15mm程度の建物であれば100軒くらいは自動で連続的に1軒1軒を異なる形、異なる高さで自動的にカットします。
 複雑な平面形状を持つ建物であっても、手作業と違いガイドプレートなどを作成することなく自動加工で平面形状と建物高さで自動カット。
 大幅な省力化が実現しました。
 もちろん縮尺の変更や、高さ倍率の変更などがあっても設定の変更だけで自動的に連続的して作成します。 同じ形状を複数個作成するのも自動的に連続作成します。
 
 これまで人海戦術でしか製作できなかった都市模型や風洞実験用の周辺建物模型の自動製作も実現されました。 現在、東京23区の都市データ(建物形状データおよび建物高さデータ)が利用できますので、東京23区の都市模型を自動製作が可能です.
 
 ■主な仕様■
 材料:スタイロフォーム・発泡スチロール・カネライトなど
 加工内容:指定厚への連続自動スライスカット
 指定形状、指定厚さへの自動カット
 データ:ランドプランナー(株式会社トラストシステム)
 街並みビューア(株式会社トラストシステム)
 その他のCADデータ(dxf変換により対応可)
 エクセルデータなど(対応予定)
 最大加工サイズ:100mm×100mm×30mm
 加工精度:X,Y軸方向 ±50マイクロメートル
 Z軸方向  ±200マイクロメートル
 加工方法:エンドミルによる切削加工および熱線による切断加工の併用
 使用電源:AC100V、AC200V (単相)およびエアー供給
 本体重量:280kg
 
 2006−11-27
 
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  全自動で3次元的にカット
 
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